2011年8月20日 (土)

『ホーミニ・リッジ学校の奇跡!』 リチャード・ペック

ホーミニ・リッジ学校の奇跡! (sogen bookland) Book ホーミニ・リッジ学校の奇跡! (sogen bookland)

著者:リチャード ペック
販売元:東京創元社
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楽しい夏休みも終わろうというある日、学校で唯一の先生が亡くなった。そのまま学校なんて無くなってしまえばいい、というラッセルの願いも空しく、彼の姉、教育熱心でとっても厳しいタンジーが後任の先生になることになった。20世紀も始まったばかりのアメリカの農村。ラッセルの興味は勉学よりもダコタに行って脱穀機を操り小麦を収穫すること。のん気に学校などに行って、大嫌いな姉にガミガミ言われるなんてまっぴら御免なのに。学校の生徒は8人。どの生徒も勉学に熱心とはいえない。ラッセルと彼ら、そしてタンジー先生の現代からは想像もできない破天荒でドタバタの学校生活が始まった――。100年も昔のアメリカのインディアナ州でのお話である。ちょっと想像力をたくましくしなくてはならない。こういう場合、映画などを見て記憶に残っている映像を引っ張り出してくることになるけれど、いまいち記憶が曖昧。だけどなんのなんの、この話よりはちと古すぎるけどトム・ソーヤ辺りを思い浮かべておけば、あとは字を追っていくといい。次から次へと、登場人物たちが頭の中で暴れてくれる。それだけ作中の彼らは生き生きとしているから。キライな学校に通うのに、彼らは伸び伸びとしている。現代みたいに学校に行けば居場所がある、いや居場所なんてない、なんてあくせくすることはないのだ。広い大地を駆け抜ける感覚で学校の生活もこなしていく。そんな中で、毅然と教師という仕事をこなそうとするタンジーが魅力的だ。この話はラッセルの視点で書かれているから、はじめの頃のタンジーは暴力的な大女!というイメージしかわかなかったけれど。ラッセルにもそして弟や姉にも常に公平に振舞う父親の存在が暖かい。彼にはラッセルの考えることなど、広く続く草原のようにどこまでもお見通しなのだ。魅力的で個性的な人物たちが登場するが、どの人も少年の視点からは少し否定的だ。しかし学校で学び成長していくにつれ、全ての人が何かしらの素晴らしい個性を持っていることに気がつく。特に目をみはる様な奇跡が起こるわけではない。破天荒な学校生活を送りながらも、勉強を続けてきた成果が現われるとき、すっと胸をつくようなその事実に感動するのだ。
(2008/7/17)

2011年8月19日 (金)

『リバウンド』  E・ウォルターズ

リバウンド Book リバウンド

著者:エリック ウォルターズ,深川 直美
販売元:福音館書店
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生きていること。本当はそれだけで素晴らしいことなのに、生き続けるには色々とつらいことが多すぎる。壊れた体が動くようになったとしても、壊れた心が動くようになるには時間がかかる。このお話を読むと、ありのままの自分を受け入れて生きていくことがどんなに大変なことなのか思い知らされる。事故で車いす生活を余儀なくされた中学2年になるデーヴイッドは、快活で気の良い少年だが心に葛藤を抱えていた。素行の悪い友人達と問題ばかり起こしていたショーンは、今年こそは心を入れ替えて大好きなバスケに専念しようと思っていた。そんなふたりは出会ったばかりでけんかになる。真っ向から向き合うふたり。だからこそ生まれる相手への友情と信頼感。どこでも必ずつきまとう同情の目、そしてどうにもならない自分の体にうんざりしていたデーヴィッドは、素直で真っ直ぐなショーンとぶつかって自分を見つめなおす糧を得る。そして、ショーンもまた自分の知らない車いすの世界に触れ、彼の葛藤や痛みを知るうちに新しい自分を切り開いていくことになる。「失敗したシュートを次にどうやって決めるか」 こぼしたボールはまた拾い上げて決めるだけのこと。ひとつひとつ決めていくしかないけれど、チームはひとりじゃない。パスを出し合うこともできれば、こぼしたボールを拾ってもらうこともできる。そうして一点ずつ自分に自信をつけていくしかないのだ。デーヴィッドとショーンがお互いにパスを出し合いながら、もがいて成長していく様子がとても魅力的に書かれていて、さわやかな読後感に浸れた。考えさせられたのは車いす。同情というのはひとつ上からの目線を相手に向けているようなもの。悪い感情ではないと思うが、相手にとって苦痛になることもあるのだということ。同情に浸るのはたやすい。例えばハイジに出てくるクララがなかなか立てなかったように、自分を「かわいそう」と思って涙を流すのは楽であり気持ちがいい。でも、そんな甘えを良しとしないのがデーヴィッドだ。障害があるからかわいそうだという思いは、人間の感情としてどうしても棄てられない。それを踏まえた上で対等に向かい合うことを切望するなら、逃げず恐れず本音をぶつけ合うしかないのだろう。難しいなあ。
(2008/5/9)

2011年7月21日 (木)

椰月美智子 『しずかな日々』

しずかな日々 Book しずかな日々

著者:椰月 美智子
販売元:講談社
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題名通り“しずかに”日常が始まり、そして“しずかに”続いていく。光輝みつきという少年が過ごす小学5年生の夏休みを中心とした毎日。光輝が自ら語るように「人生は劇的ではない」。そうそう大きくショッキングな事件など起こらないのだ。だが、11歳になろうという少年にとって、学校での出来事、母親とふたりの生活、そして祖父との日々、その中で少しでも日常と違うことが起これば、それは事件だ。そのことによって目に見える変化があるわけではないが、少年の心の中は大きく動いている。手探りで自分の居場所を探し、自分ってなんだろうともがく日々。その答えは、ひとりでもがいていたって見つからないのだけれど。先生や友人、母親や祖父。目を開けば自分の周りには自分を見つめる人があふれ、心を開けば自分の中のちっぽけな世界が、無限のように広がっていくのだ。特に何もない、暑さに身を任せるだけの夏休み。やりたいことは山ほどあるような気がするけど、なにもなくてもなにもしなくても満足できる日々。「夏に子供の足はとっても大きくなりますよ」とは、にーちゃんの靴を買ったときの店員さんの言葉だけれど、夏に成長するのは足だけではないのだろう。もちろん背も。そして心も。「夏に少年」といえば、湯本香樹実『夏の庭』を思い出す。あの夏の日々は、少年たちの何気なく続く日常を完結させ、そして、新たな世界へと踏み出す勇気となった。光輝の夏休みも終わりを迎えるが、これといって完結することなどない。でも、彼の中ではそれまでの自分を完結させ、過去の自分を優しく受け止めながら新しい自分へと進みだしている。それは本当にしずかな変化ではあるが、少年を大人にするための大きな変化に違いない。光輝の祖父が静かな世界をより深くしている。彼の静かさは、この世界に必要なことは少しでしかないということを思い出させてくれる。「じいちゃんと少年」を書いた本も多いけれど、桂望実の『ボーイズ・ビー 』が好きだ。じんわりと染みる。こんな頑固なじいさん、その内いなくなってしまうのかなと思うとちょっと寂しい。
(2008・8・5)

がびょーん( ̄○ ̄;)!
あまりっていうか、全然内容覚えてないよう・・・(汗)
ギャグはともかく、こまったもんだ、ほんと。
そして、この感想読んだだけでは、全く内容わからないところもミソだね♪

・・・いいのか?それで・・・

夏の庭―The Friends (新潮文庫) Book 夏の庭―The Friends (新潮文庫)

著者:湯本 香樹実
販売元:新潮社
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ボーイズ・ビー (幻冬舎文庫) Book ボーイズ・ビー (幻冬舎文庫)

著者:桂 望実
販売元:幻冬舎
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2011年7月13日 (水)

『走ル』 羽田 圭介

走ル Book 走ル

著者:羽田 圭介
販売元:河出書房新社
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意味もなく山手線で一周したことがある。卒業式予行の日だった。絶対に忘れるなといわれた校章を忘れたことに気づいた。途端、ふいにバカらしくなった。一度やってみたかった山手線一周。卒業前に決行してみよっか、みたいな。だから、なんとなく渋谷で降りるのをやめた。本当になんとなくだった。 この本の主人公本田くんも、本当になんとなく自転車で日常から逸脱してしまう。淡々とした語りには特になんの葛藤もないし、感情も感じられない。ただ日常を逆走する快感、街を通り過ぎるたびに地図を作っていくような感覚、そして、発掘したBIANCHIビアンキを乗りこなしたいという思い。「ハチクロ」で竹本くんが見えない未来にもがいてもがいて、ママチャリで飛び出しちゃったのとは違い、本当になんとなく、なのだ。だから彼は携帯で簡単に日常に帰る。女の子にちょっと自慢してみる。携帯があれば特に新しい出会いなどいらない。ただ“走る”だけ。帰りだって葛藤などないからラクチンだ。これが、自転車レースに出るための練習とかだったら納得もいくが、彼は陸上部員。走ることではそれなりにベテランで知識もある。その知識を使い自分を冷静に見つめながら、日常から遠くへと走る。ひとりで黙々と走るという作業をしながら、あまり感傷的にならないという彼の行為は、ちょっとしたホラーのようだった。携帯で誰かとつながっているという安心感があるから、こうも冷静になれるのだろうか。日常生活が飽和状態になってがんじがらめになるよりも、自分の世界で自分が主人公な旅をしてみるのもガス抜きできて男の子には必要なのかもしれない。
山手線を一周した翌日、卒業式に黒いストッキングを履いていったら、友人に「予行で履いてきちゃダメって言われたのに!昨日サボるからお葬式に履いてくる黒で来ちゃうんだよ~」と叱られた。やっぱり出ればよかったかと後悔したし、叱ってくれた友人がいてうれしいと思ったし、日常は面倒くさいとも思った。本田くんは日常に帰ってきて何を思うのだろう。彼女や友人と変わらぬ日々を過ごすのか。それとも少し違う新しい自分を感じるのか。なにはともあれ、まずは携帯を充電するんだろうけどね。
(2008・4・26)

真面目一筋で生きてきた自分が崩れだしたのは
大学時代に光ゲンジを好きになった頃からだと思う。
鼻で笑って馬鹿にしていた世界に、馬鹿だと思いつつハマる。
あぁ、世の中、見方を変えれば、なんでもアリだな
しみじみ気がつかされたものだ。
それ以来、結構生き易くなったし。
が。
最近、真面目に生きなくちゃあマズイだろっ、て
子どもに対して示しがつかんだろっ、てくらい
TPO判断できてない日常があって、反省・・・(ノ∀`) アチャー

↓お、文庫版表紙は夜を疾走中だ。

走ル (河出文庫) Book 走ル (河出文庫)

著者:羽田 圭介
販売元:河出書房新社
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2011年7月11日 (月)

『氷石』 久保田香里

氷石 (くもんの児童文学) Book 氷石 (くもんの児童文学)

著者:久保田 香里,飯野 和好
販売元:くもん出版
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パンドラが開けた箱から、最後に出てきた希望。この希望があるせいで諦めることもできずに“いつかきっと”と空しく生き続けなければならなくなったと考えるか。それとも、希望があるからこそ、数多の災厄にも負けずに生きていけるのだと考えるべきなのか。奈良とよばれる時代、疫病が流行り死体が転がる都を生き抜く少年・千広ちひろ。彼は絶望している。学問に秀でた父は選ばれて唐の都に渡ったが、帰るはずの船に乗ろうとしなかった。母が流行り病で死んだとき、彼はひとりで生きていくと決めた。だが、世の中そう甘くはない。人をだまして小金を稼ぐことが長く続くはずもなく、素直になれず避けていた大事な従兄弟も彼の元を去っていく。疫病によって手を施す間もなく死んでいく人々の中、千広の心に住みついた絶望は全てを否定し、望みなんて持つだけ無駄だと全てを拒否する。父親は何故戻ってこないのだと恨んでみる。そうやって反発することで、自分を強くしていかなくては生き抜くことなんてできない。だが、そんな時に出会った宿奈すくなの笑み、そして希望を持って生きる人達の笑顔と優しさは千広の心に暖かく染み込み、もしかしたらと思わせる。もしかしたらと思い、心を開いてみようかと思わせる。本当につらいことばかりなのだ。どうして生きていけるのだと思ってしまうくらい、ひどい世の中を書いた話なのだ。それなのに、読後は心が熱くなりとても優しい気もちになれる。それは千広がすさんだ心を他人との出会い、触れ合いによって少しずつ溶かしていき、自分も学問がしたい、父に会いたい、宿奈と一緒にいたい・・・という望みを持っていいのだと一歩踏み出していく姿が力強く書かれているからだろう。希望を持つことはやはり生きる糧だと思いたい。奈良時代の史実がうまく盛り込まれ、飯野和好氏の挿絵のように骨太でとても味のあるお話だった。ところで、解説で続編もとラブコールを受けておられたが、ぜひ、近い将来に身も心も成長した千広に会えることを楽しみに待っていたい。
(2008・5・29)

そういえば、結局続きは出てないのかなあ・・・
児童書のくくりだけれど、大人な内容のお話だった。

『階段途中のビッグ・ノイズ』 越谷オサム

青春小説を読む。前半は苦労の連続。主人公がひとつの事に取り組んでもがく。だけど、行く手を阻む障害は大きく苦難は続く。読んでいるこちらももがく。もう少しがんばれ。がんばれぃ、きっとその苦労は報われるハズ・・・。鬱屈とすればするほど、その後得られるカタルシスが大きいことを期待して読み続けるわけだ。映画「ウォーターボーイズ」や「スウィングガールズ」を思い出す内容だったな。――ちょっと前まで華やかな時代があったのに、いつの間にかさびれてしまった軽音部。地道にがんばってきた啓人に、やっとチャンスが回ってきた・・・これでやっとまともにギターを鳴らせる。ロックンロールできるんだ。メンバーさえ集めて、校長の難題をクリアすれば――。正直ロックとやらはまるでわからない。多分聞いたことあるんだろうなーって感じ。ギターの知識もない。でもハマると面白いんだろうなあってのは映画「青春デンデケデケデケ」を見て感じた。そして合奏してハモることの気持ちよさは、しょぼかったけど中学の時にいた吹奏楽部で経験している。ああ、青春だ!でもそこに立ちふさがる敵。がんばれい、きっと未来はあるハズ?・・・大丈夫。お約束も含め、きっちり感動のフィナーレが待っている。ギターを弾きたいという情熱はあるが、いつも控えめな啓人が、弾きたいだけでなく上手くなりたいと強く思い、ギターの腕と共に人としても大人になっていく様子がうれしい。他のメンバー達もそれぞれ個性丸出しでぶつかりあい不協和音を奏でていたのに、成長していく啓人を中心に軽音部としてハモっていく過程が楽しい。虐げられ地道な努力だけ続く日々が華々しく開放されるお話って、その瞬間自分のいろんな鬱屈も吹っ飛ぶような感じがして本当にやめられないよなあ。
(2008・7・7)

ただし、その分、意外やあまり内容を覚えてなかったりして・・・
(;´д`)トホホ…
でも、もう一度読めばいいんだよね(*^^*)

↓文庫版が出てたよ
 もしかして、これはスカイエマさんの表紙か!?要チェックやっ(←なんか古っ)

階段途中のビッグ・ノイズ (幻冬舎文庫) Book 階段途中のビッグ・ノイズ (幻冬舎文庫)

著者:越谷 オサム
販売元:幻冬舎
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2011年7月 6日 (水)

草野たき 『教室の祭り』

教室の祭り (わくわく読み物コレクション) Book 教室の祭り (わくわく読み物コレクション)

著者:草野 たき
販売元:岩崎書店
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小学5年の澄子は今まで全てを曖昧に生きてきた。習い事も続かないし将来何になりたいかもわからない。そんな中、通い始めた塾で一緒になった元気で華やかなクラスメイトと付き合いだし、それまで仲の良かった直子と疎遠になってしまう。物静かで、はっきりとした態度を取らない直子と、彼女とは正反対でいつでも明るくコミカルに生きることが一番と思っているクラスメイト。男の子達も交えてふざけ合うことができる彼女達との付き合いは今までになく楽しい。けれど、絵を描くのが上手く将来の夢もある、自分を持っている直子を尊敬しつつ大事に思っていたはずではなかったか。その中途半端さは、澄子自身を苦しめることになる。自分の中にある矛盾を見て見ぬフリをするのは簡単だ。だが、現実は目の前にあり澄子の心に突き刺さる。ひとりになったことを悲しんでなのか、直子は次第に学校に来なくなるようになった――。小学生の頃って、何もかもが曖昧模糊としていた気がする。はっきりとした理由を持って生きていたことなんてなかった。澄子のように、特にこれといった執着心もなく流されるままだったような…。でも大事なことは勉強よりも学校の決まりよりも、友達だった。今日も一日、友達と仲良く過ごすことができるかが、重要課題だったような気がする。今思い出してみても、授業中でも友達とどう関わったか何をしたか、が頭をよぎる。気まずく別れた日など、次の日一体どうやって謝ろうかと頭も心も苦い思いでいっぱいになってたのを簡単に思い出せる。自分は友達に対して、正直に素直にできていたのだろうか。この年になって読むと、澄子のはっきりしない態度もどうにかしたいと迷う気持ちも、わかってるなら思う通りに動けばいいよと背中を押してあげたくなるものだ。が、当時の自分だったら、だからどうすればいいのよ、と叫びたい状態を共有するのだろう。相手が望まないとわかっていることを伝える――つらく勇気のいることだけれど、自分に正直で生きていくことを選んだ澄子が清々しい。澄子にのん気だと酷評される彼女の母が等身大で素敵だ。ちょっと背伸びをしてみたい時期の子供に、自分を飾らず大人だと居丈高にならずに現実を伝える。経験という、どうやっても敵わないものを大人は持っている。だが、その経験が子供との距離を隔ててしまう。ひけらかすことなく押し付けることなく、大人への一歩を手助けすることは難しい。
(2008・7・21)

何が書きたかったんだかイマイチ・・・
大人になったからといって、やっぱり人間関係においては
曖昧模糊・魑魅魍魎・・・みたいな気がしないでもない
子どもの時よりも、経験というプライドが凝り固まってしまうと
容易に周りの意見を受け入れるのは難しい。

┐(´д`)┌ヤレヤレ

子どもの心は、とにかく柔らかい。
うらやましいぜ。

2011年7月 2日 (土)

『身代わり伯爵の冒険』 清家未森

身代わり伯爵の冒険 (角川ビーンズ文庫) Book 身代わり伯爵の冒険 (角川ビーンズ文庫)

著者:清家 未森
販売元:角川書店
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つくづく、男装好きだよな、私…。オスカルさまにしてもちょいと前に読んだ『花咲かりの君たちへ』にしたって、何がそそるんだ?さあ・・・。とにかく、たまに出る“少女マンガ読みたい病”に特効薬があった、というわけだ。下町にある庶民のパン屋さん。そこの看板娘ミレーユの元に突然現れた貴族の美青年。彼、リヒャルトに連れてこられた宮殿で驚愕の事実を知ったミレーユは、更に驚くことに、養子に出された双子の兄フレッドの身代わりを務めることになってしまう。王宮内の不穏な動きに巻き込まれて悪戦苦闘。一癖ありまくりの貴族達が跋扈する中、ミレーユに誠実であり続けるリヒャルト。彼に惚れないわけもなく・・・な~んて、超のつく王道ラブファンタジーなわけだ。ちょっと『ベルばら』を思い出す王宮のドロドロした内情に屈せず、がんばるミレーユが可愛い。そして彼女の双子の兄が一筋縄でいかないところがまたオモシロイ。彼女を取り巻く人たちが、なんだか意地ワル~な感じ何だけど、それはお貴族サマ故なのかしら。男装したからって、男になりきれるわけでもないウブなミレーユががんばってる姿がいじらしい。なかなか進展しないリヒャルトとの仲も応援したくなるし。いやあ、ほんと、たまにはこういうあっからかんとしたのも楽しいねえ♪
(2008・7・8)

はは・・・今でも結構好きさ~「実は」っておはなしhappy01
このあと何冊か続きを読んだけど
シリーズ最後までは読めなかったなあ
コミックもあるんですね♪

身代わり伯爵の冒険 第1巻 (あすかコミックスDX) Book 身代わり伯爵の冒険 第1巻 (あすかコミックスDX)

著者:柴田 五十鈴
販売元:角川グループパブリッシング
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2011年6月29日 (水)

『花ざかりの君たちへ 17~23』

花ざかりの君たちへAfter School (花とゆめCOMICS) Book 花ざかりの君たちへAfter School (花とゆめCOMICS)

著者:中条 比紗也
販売元:白泉社
発売日:2010/09/17
Amazon.co.jpで詳細を確認する

女の子が男の子のフリする話でもうひとつ思い出したのが『わが愛しのワトスン』。そうです、ホームズが実は女性だった!という設定。私にとってホームズといったら、宮崎駿監督の『名探偵ホームズ』。犬のホームズにベタ惚れしてました。原作のホームズなんて基本中の基本の短編いくつかしか読んだことないのですが、つまり男装?そりゃ気になるだろうってんで読んだ覚えがあります。それにしても、犬やら女性やらホームズさんも忙しいですね・・・。シャーロキアンにいわせたら憤慨ものかもしれませんが、ただの読み物としてはとても面白かったし、とにかく切なかった覚えがあります。実はかなり昔に読んだので、題名すら忘れてました。確かサントリーミステリー大賞を受賞してたと思ったので、検索したら当たり。1992年に特別佳作賞を取られてました。作者が外国人。そういえば、外国の方でもこういうパロディ書くんだなと驚いたような・・・。確か作中、女装する場面がありましたが、これって、男装ものの基本でしょうか。オスカル様が女装(?)した時もドキドキしましたねえ。瑞稀がドレスでダンスを踊った時は、ばれないのかしらとドキドキしましたが。ラストがとにかく悲しかったのは覚えているのですが、最終的に女性とばれたのかが思い出せません。ってことで、図書館で予約。なんともう絶版らしいのです。それは残念だなあ・・・。
 さて、最終刊まで一直線。最後はあっけなく終わってしまったような気がしたのですが、まあ終わり良ければ全てよしというところでしょう。ラストがドラマとほぼ同じだったことにちょっと驚きでした。公な部分が甘かったからTVでは聖子ちゃんが窓から微笑んでいたのね・・・。ばれた時は瑞稀もつらかったよなあと思いますが、まあ仕方ないか。一番欲しいものは手に入れたしね。途中、切なかったのは中津くん。絶対ダメだってわかってるのに好きで好きで・・・というあきらめの悪さ、その健気さ明るさ男らしさ、よかったなあ。全てにケリをつけるのは実際問題ムリでしょうが、気になること満載です。ふたりの遠距離恋愛、泉くんの競技人生、はたまた弟・森くんとの三角関係・・・そして萱島くんの今後。オーラが見える彼の今後って・・・江原氏状態?いえ、きっとあのまま淡々と人生を送っていくのでしょう。オーラが明るくて何があっても動じない、かわいい彼女ができるといいですねえ。・・・ああ、楽しかった♪
2008・2・28

ほんとに楽しかったなー
読んでる時間がね。
ところで、最近新刊が出ましたね♪

↓ スペシャルドラマを見て書いたらくがき。
ジュリアちゃん、おもしろかったheart01
あっちゃんのドラマにも出てくるのかしら~

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2011年6月27日 (月)

『花ざかりの君たちへ 9~16』 中条 比紗也

花ざかりの君たちへ 2 愛蔵版 (花とゆめCOMICSスペシャル) Book 花ざかりの君たちへ 2 愛蔵版 (花とゆめCOMICSスペシャル)

著者:中条 比紗也
販売元:白泉社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

ふたりの仲は急接近してきているが、泉くん。瑞稀が女の子だと知っているとはいえ、彼女はそのこと知らないから彼の前でも男の子のフリしてるわけでしょ、それなのに“好き”が加速してるってことは、瑞稀の男の子のフリがなってないってことなのか男の子でもいけるクチなのか・・・いやいや、瑞稀は男の子のフリしてないんだよなあ。女の子に戻ってもあのまま。非常にナチュラルなわけだ。だから泉くんの心にストレートに響くのでしょう・・・。とは思うが、やっぱり周りにもばれるよな、ふつー。ああ、今時の中高生はそんな煩わしいこと考えずに、思う存分こんな楽しい漫画にハマれるのね、うらやましい。大人ってのは残念だ。時間はないし分別ってやつが邪魔をするしで梅田先生の話(いわゆるBL)にも入れズ。ああほんと残念。それにしても絵が益々美しくなっていく・・・それも楽しい♪
ところで、その昔私が学生だった頃にハマったのが樹なつみの『花咲ける青少年』。とにかくスケールがおっきいこの話にも恐ろしくイイ男達が集っていたなあ。その中で紅一点の花鹿は男装しなくても十分に男らしく彼らを引っ張っていってた。タイプは違うが“天然”であるということは、周りを惹きつける第一条件なのだねえ・・・。
2008・2・9

『花咲ける青少年』は最近、サイドストーリー的な新刊出ましたね!!
迷わず買いました。もう一冊読めるみたいでとてもうれしい
happy01

花咲ける青少年 特別編 1 (花とゆめCOMICSスペシャル) Book 花咲ける青少年 特別編 1 (花とゆめCOMICSスペシャル)

著者:樹 なつみ
販売元:白泉社
発売日:2011/03/04
Amazon.co.jpで詳細を確認する

«『花ざかりの君たちへ1~8』 中条比紗也

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