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山本幸久 『ある日、アヒルバス』

ある日、アヒルバス ある日、アヒルバス

著者:山本 幸久
販売元:実業之日本社
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アヒルバスってのは、あれか、はとバスにかかってるのか・・・と気がついたのは、読み終わってから。ラブリーなアヒルさんの表紙を見ていた時でした。なるほどね・・・。

かわいい恋愛ストーリーでも詰まってるのかと思いきや、東京を観光するバスに乗るガイドさんの奮闘記でした。始めのページのちょっとした地図を見ながら、しかしまあ、狭い所によくこれだけ見物できる場所が揃ってるもんだと改めて感心。ほんとに雑多な街だな、東京って。読んでいくと結構細かく東京を案内してもらえる。年取ったら『これはお得!東京名所ぐるり旅』に参加したいなあ・・・東京住んでるけど都庁にも行ったことないもんなあ・・・。なんて感慨にふけりながら、大笑い。とにかく笑える。テンポがいいんだよなー

高松秀子さんの愚痴なんて、歌うようにするすると脳みそに入り込んでいく。山本幸久氏って、男の方ですよねえ。『笑う招き猫』でも思ったんだけど、“女子”のキモチを書くの上手いなあと思って。アヒルバス社のバスガイド高松秀子さんの真っ直ぐで元気いっぱい、だけど、自分に自信が持てなくてついつい後輩におべんちゃら使っちゃったり、仕事に後ろ向きになったり前向きになったりの浮いたり沈んだりの日々。あるよね~♪じゃあないけど、いつの間にか自分もピノ食べて願いのピノ探し出したくなっちゃう。優しかった先輩の夢を追う姿に打ちのめされ、厳しい先輩の生活を知り未来を嘆き、意外に会社の未来を考えてる同期に圧倒され、できそうでできない後輩達にイライラさせられ・・・。でも自分の仕事を愛してがんばるデコの姿にスカッとさせられます。ぜひとも社歌にメロディーつけてドラマ化して欲しいなあ・・・デコは高松秀郎さんはムリだから・・・上戸彩ちゃんとか?剛鉄母さんの戸田夏美センパイはやっぱり、戸田恵子さんで?(笑)

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笑う招き猫 (集英社文庫) 笑う招き猫 (集英社文庫)

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