よしながふみ『愛すべき娘たち』 【漫画】
よしながふみさんの話は、絶妙にはさまれるセリフのないコマが、ものすごく語っているのだ。相手が言った言葉に対する反応を、セリフのないコマを置くことで一拍おく。その“間”の表情によって、人物の心のうちを深く考えて読み取ろうとしてしまう。この“間”の絶妙さが、本当に凄い。そして心地よい。
まあ、よしながふみさんの漫画がどれだけ凄いかなんて語り尽くされてるだろうからもう終わり。
この話で一番好きだったのは、第一話で、雪子が片付けてない部屋を理不尽な怒られ方をされた時の母親のセリフ。「親だって人間だもの 機嫌の悪い時くらいあるわよ! あんたの周囲が全てあんたに対してフェアでいてくれると思ったら大間違いです!!」P.11
それを押し殺していくことが“良い母親”なのかどうかは、いまだに謎だが。親ってのは自分にとって害になり得ないものだと(実際に百害でしかないのを実感しているにも関わらず)心のどこかで信じていたいのは、やっぱり“親”だからだよなあ。だからこそ、いい親でありたいと思うんだけどねー。ほら、親も子供を育てながら一緒に成長するっていうじゃん。人間っていつまでも成長途中。親に完璧さを求めるのは間違ってるんだよなー。はは。じゃ、エラそうにするなって?それはそれで、年食ってる分ムリ。(←ほら、この辺こども。)
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愛すべき娘たち (Jets comics) 著者:よしなが ふみ |
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